10.13.2006

#016 ユビキタス

いたるところに存在すること、つまり偏在
なんか嘘くさい言葉だ

言葉にはとても気を使ってしまう
最近、やけに建築がやさしい
のっぺりしてきている
それぞれがズレながら関係を保つ、とか
緩やかに分節しつつ、とか
もぉ、飽き飽き

いや、そのこと自体批判しているのではなく
それがあたかも正常解の如く、振る舞っていること
それを疑問に思っている

昔の日本の家を見れば、縁側やら土間やら
それこそ必然的に「緩やかに分節」してきた文化があった
まさに、お家芸のはず

住宅がウソとマコトを抱き合わせするようになり
都市にも同じ現象が漏れだし
広場がいらない都市になった
ユビキタスを牛耳っている黒幕は
広場かもしれない


どこにも存在しえない、そこにしかない空間
それが悪い意味で孤立化していく世の中でいいのか

カテドラルの光を浴びながらふと、思った


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